杖笞(Cane)
今回も、以前紹介しましたCurious Pleasures: A Gentleman's Collection of Beastliness(奇妙な遊興: 紳士のための奇癖コレクション)から、「杖笞(Cane )」について以下紹介いたします。
杖笞は、私が知っているあらゆる折檻の道具と同様に、快楽のための付属品としても、最も尻に苦痛を与えてきたものの一つです。
私の調査によると、杖笞はスコットランド国境付近以南の英国において最も人気がある道具の一つであると言えるでしょう。
ただし、ウェールズでは、杖笞のような洗練された笞打ちを好まないようで、生垣や庭木から切り取った小枝や葦で作られた枝笞が好んで使われているようです。
杖笞は、快楽的な堕落の道具として最も研究に値するものであり、その中でも女王と言えるでしょう。
まずは、種類と構造について考えてみましょう。
杖笞には主に3つの種類があります。いずれもわが帝国領であるビルマやマレー半島から輸入される「籐」によって作られます。
実際、これらの土地がわが帝国の領土となって以来、杖笞は白樺に代わって、エロティックな折檻の道具として重要な地位を占めるようになりました。
その中には、竹は含まれていません。竹は室内観賞用の植物の支柱であったり、庭仕事に活用することにしか適していないと言えるでしょう。
「クーボー」は籐の中では最も安価なもので、軽量で淡い色をした柔軟で安価な杖笞で、杖笞メーカーの大部分がいつも豊富な在庫を抱えています。
品質的に2番目に優れているのは「マンゴン(龍の杖)」で、色が濃く、密度の高い蔓状の籐で、手に持ったときに重く、握ったときの安定感が高いです。
そして、最も優れているのは「マラッカ」で、より密度が高く、より硬い一方、とてもしなやかで柔軟性を備えいます。
これらの杖笞は、野生の籐を採取し、1週間ほど水に浸してしなやかにした後、上部を伝統的な鉤型のハンドルに曲げて縛ります。
さらに1週間ほどかけてしっかりと乾燥させます。その間、暖かく乾燥した空気の中に垂直に吊るしておくと、柄の部分を除いて完全にまっすぐな杖笞になります。
乾いたら、先端部分を紙やすりで丁寧に磨き、さらに1週間、ライフルオイルの入った保存壺で放置します。
杖笞の製造において、これほどまでに丁寧に手間をかけているのですから、笞打たれる者は、1打1打しっかりと尻に与えられる痛みを丁寧に噛み締める必要があるでしょう。
笞の使用方法には、さまざまな工夫が凝らされています。
たとえば、笞を受ける者が最大限の恐怖と期待感を持てるように、笞を受ける正確な時間と場所を何時間あるいは何日も前に示すことや、より期待感を高めるために、ドレスの下に何も身につけない状態でしばらく過ごさせることなどがあります。
スカートを1枚ずつ背中に捲り上げ、自分の犯した罪についてお説教をされながら、つま先を触るなどの手の込んだ儀式をしたり、仰向けに寝て両手で足首を掴むという最も卑猥な体勢で罰を受けたり、1打1打を数えることを義務づけ、失敗したらまた最初からやり直したり。
このように、杖笞の達人あるいは愛好家の工夫は多岐にわたります。
私も研究を繰り返すうちに、熟練した笞打ち師になりました。
実際、この特殊なエロチックな折檻にはまっているメイドのMiss.L・F はある意味私の熱心な被験者の一人です。
我が家で行う週に一度のお仕置きでは、Miss.L・F に対してさまざまな仕掛けを試しました。
そして、今では、杖笞だけでエロチックな興奮の絶頂を引き出すことが可能であることを発見しました。
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