折檻(Discipline )
今回は久しぶりに、以前紹介しましたCurious Pleasures: A Gentleman's Collection of Beastliness(奇妙な遊興: 紳士のための奇癖コレクション)から、「折檻(Discipline )」について以下紹介いたします。
折檻は、特に堕落に対する肉欲的な懲罰として、必要不可欠な事柄である。
折檻は、私の知る限り、家庭内での規律や家庭全体の決まり事や秩序を維持する目的で行われる「お仕置き」である。
しかし、そのような厳しいお仕置きを除いて、肉欲に堕落した人たちが獣のような欲望を高めるために利用される場合もある。
特に、単純で家庭的な「尻叩き」は、そのように利用されてきた。
私は、家庭内の規律を守るために正しく必要に応じて、尻を丸出しにして行われる尻叩きは、全体の7割にのぼるのに対して、肉欲を満たすために行われる尻叩きは2割程度だと推測している。
私は、男性同士、女性同士、そして女性が男性を叩く例を記録してきた。
その大半は、お互いがその淫らで不適切な行為に悦びを感じていた。
「デボン州モートンハムステッド近郊のL・ P 夫妻の家では、毎週金曜日の夜には、とある儀式が行われている。
その儀式とは、妻の尻を丸出しにして、今週1週間の過ちや生意気な態度を償わせるために、折檻を行うのだ。
そしてその後には、折檻を受けた妻の尻を愛で、愛撫する。
このようにして、家庭内での規律を度外視し、いくつかの家庭では、規律を守らせるための折檻ととエロティックな意味での折檻とが区別がつかなくなるほどに行われているのだ。
Mr.Pの場合がいい例である。
彼は給料日ともなれば、場末のバーに直行し、獣のように酔っぱらう。
仲間たちは、Mr.Pが家に帰るために彼を馬に縛り付けなければならないほどだ。
家に到着すると、彼は膨よかなプロポーションの獣のような大柄の妻に、徹底的に尻を叩かれる。
折檻で興奮を得た、彼らはベッドに入り、大いに愛し合う。
折檻の具体的な形態とその腐敗については、別の項で改めて扱われるべきであろう。
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