ガァバネス(家庭教師)
本日も、以前紹介しましたCurious Pleasures: A Gentleman's Collection of Beastliness(奇妙な遊興: 紳士のための奇癖コレクション)から、「Governessガァバネス(=家庭教師)」について以下紹介いたします。
このガバァネスについては、この嗜好が身につき海外の文献に触れるようになってから、様々な記事や物語で取り上げられており、この言葉に躓きました。意味も分からず、何のことなのかさっぱりわかりませんでした。そんなとき、今では閉鎖されてしまった飛島武生先生の「スパンキング通信」でこの意味を知ったことを思い出します。
「尻叩き」好きにとって絶対に外せない存在であり、憧れる存在ですね。ヴィクトリア時代の英国にタイムスリップできるのであれば、覗き見し、そして打たれてみたいですね。
前置きが長くなりました。以下、ご紹介です。ビシッ!
ガァバネス(家庭教師)
通常、堕落とは無縁の存在であり、むしろその正反対に位置する存在であるが、ある重要な例外が存在することをきちんと指摘しておかなければならない。
家庭教師と生徒の間には強い絆がある。
時には姉のような存在であり、また時には必要以上な強迫観念に陥れることもあるのが家庭教師という存在である。
そしてもし、これが大人になってからも続いた場合、複雑な問題が生じることがあるのだ。
私はこれまでに、10数件の例について記録してきたが、最も顕著な例としては、間違いなくC・ T卿の場合における残念なケースであろう。
C・ T卿は、1つの側面を除いて、その人生のすべての面において、誠実さを持った自制の模範のような人物である。
彼のウォリックシャーの土地では、家庭教師のミスWを含む多くの使用人やメイドが雇われ、幸せに暮らしている。
彼の子供は、末っ子も含めとっくに成人しており、現在はアフリカ南部でボーア人との戦いに従事している。
ミスW は、背が高く凛とした女性で、非常に細身で角ばった顔立ちをしており、厳格な印象を与え、その容姿は、彼女の性格にも反映されていた。
彼女は黒以外の服を着ない。
私がこのことに気付いたのは、ノーサンプトンにあるブーツメーカー「Messrs H&C」を訪れたときのことだ。
たまたまその店の帳簿を見てみると、C卿から、高さ5インチのスチール製ヒール装着した柔らかい黒革の太もも丈のブーツの注文が入っていることに気づいた。
これは、C卿自身のものにしては、かなり小さすぎるものであり、明らかにミスWのものであった。
私はC卿の堕落を疑った。
C卿の屋敷の3階には鍵のかかった部屋がある。
南側の壁にはツタが生い茂っており、屈強な者であれば窓からの侵入もできるかもしれない。
この部屋で、C卿は毎日、数学、幾何学、ラテン語、そしておそらくその他の科目の授業を受けていた。
そして、すべての授業はミスWの指導によって行われていたのだ。
ミスWは、些細なミスも許さない。
もし、ミスを見つけた場合には、授業を中断して杖笞や革鞭によってその代償を払わなければならない。
また、ミスWの授業では、その日、明らかな誤りがなかったとしても、授業の終わりには必ず厳しくお仕置きをされる。
これは他の家庭教師にもよくあるリマインド・スパンキングなのであるが、ミスWの場合には、杖笞で尻を丸出しにさせて半ダース。
もし、ミスを犯した時の終業時には…推して知るべしである。
C卿は学生時代の学業成績は極めて優秀であった。
それは当時の彼が家庭教師から与えられた「お仕置き」が、非常に大きな恩恵を与えていたことは間違いない。
大人になったC卿はその時のことを哀愁を帯びた切ない思い出として懐かしみ、今も追い求めているのだ。
今日もミスWは、授業の最後に、C卿を膝の上にしっかりと乗せ、丸出しの尻を叩いて、その日のお仕置きを行う。
そして、それに続く刺激的な行為については言うまでもない。
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