パドル(Paddle)
前回に引き続き今回も、以前紹介しましたCurious Pleasures: A Gentleman's Collection of Beastliness(奇妙な遊興: 紳士のための奇癖コレクション)から、「パドル(Paddle)」について以下紹介いたします。
パドル(Paddle)
平らな木や革で補強された持ち手をつけた折檻の道具である。
そしてそれは、尻を叩くのに適したようにデザインされている。
パドルは、英国領有の諸島や英国の植民地よりも米国の従兄弟たちの間で人気があり、本来の用途である折檻に用いられる以上に、異常なほど多用されているようである。これは我々英国人からすれば誤用だと言えよう。
実際、米国の学生の間では、儀式や滑稽なおふざけ、或いは、エロティックな目的としてパドルを使用することが一般的になっているようである。
女子学校の新入生が学校内での地位を得るために、パドルで何度も打たれることを義務付ける「ヘーシング」の儀式は、確かに下品ではあるが、それ自体は有害なものではないと考える。
しかし、その後の性癖に影響を与えるという事実は、間違いなくあると考えられる。
このような残念な例がある。
ミスM・ H は、父親がコロンビア特別区のワシントン大使館に駐在していた時に、たまたま米国の大学に通うこととなった。
この大学で彼女はすぐに新しい友人を得た。
しかし、この学校で友人を得るためには、彼女らと姉妹関係を結ぶ必要があり、そのための「儀式」を行う必要があったのだ。これがいわゆる「へーシング」である。
彼女は自分の足首を掴まされ、スカートとペチコートを背中まで大きく捲り上げられて、ドロワーズのボタンを外されて尻を丸出しにさせられる。
そして、木製の大きなパドルで12回しっかりと尻を叩かれるという儀式を受けたのだ。
米国の排他的な社会に受け入れられた彼女は、この儀式以降、新入生へのこの儀式に積極的に参加するようになり、自分でも何度もパドルを打つようになった。
そして、英国に戻る頃には「尻を打つこと」も「尻を打たれること」もすっかり病みつきになってしまったのだ。
今でも、その時についた悪癖は残ったままだ。
彼女は、毎朝朝食前に必ず、スカート捲って大きな尻丸出しにし、メイドにパドルで1ダース打たさせるのである。
「おはよう○○、さあ、今朝も尻を叩いてちょうだい(嬉)!」
Paddled by her maid each morning before breakfast
毎朝、朝食の前にメイドにパドルで打ってもらうのです。
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