2021年3月26日金曜日

金曜日のズル休み

アウトランダー

 『アウトランダー』は、ダイアナ・ガバルドン原作の小説で、英米合同制作によるアウトランダテレビドラマシリーズもあり、日本でもHulu、Netflix等の配信サイトで見ることができる作品だ。

 原作自体も、1991年に刊行されて以来、現在米国で第8巻まで刊行されており、未だに完結していないということ、超大作である。よって詳細なあらすじ等はwikiに任せるが、最初のプロローグは以下の通りだ。

(wikiより)
 1945年、第二次世界大戦の従軍看護婦だったクレア・ビーチャム・ランダルは夫とスコットランドを旅行中に、1743年に一人転送される。クレアはの反乱に巻き込まれ、ハイランダーのジェイミー・フレーザーに出会う。クレアとジェイミーの前に、夫フランクの先祖でありフランクそっくりではあるが邪悪なイングランド軍人“ブラック・ジャック”・ランダルが現れ、たびたび二人を悩ませる。クレアは二つの時代で二人の男、フランクとジェイミーを愛し、二つの時代をさまよいながら悲劇的な運命を避けようと努力する。その後、舞台は18世紀の独立戦争前のアメリカ大陸に移り、クレアとジェイミーの娘ブリアナやその恋人ロジャーも時代をさかのぼる。

(小説版)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC_(%E5%B0%8F%E8%AA%AC%E3%81%AE%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA)

(ドラマ版)https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%83%88%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%83%BC_(%E3%83%86%E3%83%AC%E3%83%93%E3%83%89%E3%83%A9%E3%83%9E)

 要は、女性であるクレア(現代人:20世紀半ば)と男性であるジェイミー(近世人:18世紀半ば)のアドベンチャーを伴う夫婦の恋物語と言ったところか。

 時代考証について、私は専門家でないので正確なのかどうかの判断はつかないが、18世紀の英国、米国の価値観が色濃く反映されていると思う。
 特に「鞭打ち」は当時としては当たり前の行為であったようで、様々なセリフや描写が登場する。
 中でも注目に値するのが、ドラマ版のシーズン1第9話「報い」に登場する夫であるジェイミーが妻のクレアをお仕置きするため、クレアの尻を丸出しにしてベルトで打ち据えるシーンであろう。とても有名なので読者諸氏はすでにご存知だとは思うが…
 当時の夫婦間では、夫が妻をお仕置きすることは当たり前のことであり、そのお仕置きは丸出しの「尻」に行われるのだということが、ドラマの中で描かれていることに、とても感動したのを覚えている。

 欧米人の「尻」と「妻の躾」に関する観念が垣間見える場面であるので是非とも視聴されることを望みます。








 また小説についても第1シリーズの1〜3巻までしか読んでいないのだが、「尻」についての記述がよく出てくる。kindle版で読めるところまでは読んだのだが、第2シリーズ以降は文庫版しか出版されていない。こちらもドラマと併せてようオススメである。






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